【第45回】行政事務近代化九州ブロック研究会のご報告

2010年10月14日(木)に【第45回】行政事務近代化九州ブロック研究会を開催し、
170団体、のべ208名の皆様にご参加いただきました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

※ご協力いただきましたアンケート集計結果につきましては
各講演の「プロフィールと感想を読む」よりご確認ください。

タイムテーブル

9:30 【受付】9:30~10:00 【場所】アクロス福岡(福岡市)
10:10~ 【講演1】
『地方分権時代の自治体経営の実践と課題』
増田寛也 [東京大学公共政策大学院 客員教授]
13:00~ 【講演2】
『活き活きライフ ~ワークライフマネジメント~』
佐々木常夫 [株式会社 東レ経営研究所 特別顧問]
14:10 【パネルディスカッション】
『自治体クラウドへの期待と実現に向けた課題』
青木栄二[財団法人 ハイパーネットワーク社会研究所 事務局長]

【第45回】行政事務近代化九州ブロック研究会 レポート

【講演1】 10:10~11:50
『地方分権時代の自治体経営の実践と課題』

増田寛也 [東京大学公共政策大学院 客員教授]
政権交代により、分権改革に追い風が吹くかに見えたが、その歩みは依然として
遅々としている。
民主党の「地域主権」の狙いが国民に正確に伝わっているわけではない。
国民側も、分権改革によって生活にどのような変化が起こるのかつかみかねて
いるようである。

住民が主権をとり戻すとはどのようなことか。地域が元気を回復するためには、どうすればいい
のか。仕事、子育て、教育、医療、介護まで、分権改革が暮らしを変えるために、何が必要か。
地域の真の自立の実現に向けて、何をしなければならないのか、自治体関係者とともに考えて
みたい。
講演者のプロフィールと感想を見る

1977年 東京大学法学部卒業。建設省入省
1982年 3月 千葉県警察本部交通部交通指導課長
1986年 4月 茨城県企画部鉄道交通課長
1993年 7月 建設省河川局河川総務課企画官
1994年 7月 建設省建設経済局建設業課紛争調整官
1994年 12月 建設省退職
1995年 4月 岩手県知事(~平成19年4月)
2006年 4月 郵政民営化委員会委員
2006年 7月 官民競争入札等監理委員会委員
2007年 4月 地方分権改革推進委員会委員長代理
2007年 8月 総務大臣、内閣府特命担当大臣(地方分権改革)、地方・都市格差是正担当道州制担当、
郵政民営化担当(以上安倍改造内閣)
2007年 9月 総務大臣、内閣府特命担当大臣(地方分権改革)、地方再生担当、道州制担当、郵政民営化
担当(以上福田内閣)
2008年 9月 総務大臣退任
2009年 4月 野村総合研究所顧問、東京大学公共政策大学院客員教授
内閣官房参与(~2009年8月)

「『地方分権時代の自治体経営の実践と課題』」講演のご感想

  • 国・地方のシステムの現状、問題点等について具体的な事例を交えて解りやすく解説していただいた。 また、将来への見通しや取るべき手だてについても良い助言をいただいたと感じます。
  • 地方分権の進展に伴い、基礎自治体である役所のあり方が大きく変わっていかなければならないと思いました。 地域にある共助に対してのサポート体制を充実させ、新しい公共の創造が必要になってくると思います。
  • 自助、共助、公助、二元代表制という原則を軸に、地方自治の諸課題、地域コミュニティ、NPOの役割の重要性等が展開され興味深かった。
  • 地方分権、地域主権に向けた今後の流れ、特に次年度からの動きがわかり、大変良かった。
  • 地方分権、地域主権について混沌としていた頭の整理ができた。
  • もう少し県、基礎自治体についての関連する内容を、深くお話を聞きたかったので残念でした。
    とはいえ増田氏のお話を聞けて良かったです。
【講演2】 13:00~14:00
『活き活きライフ ~ワークライフマネジメント~』

佐々木常夫 [株式会社 東レ経営研究所 特別顧問]
入社後、自閉症の長男を含む3人の子とうつ病を患い43回の入院と3度の自殺
未遂をした妻を抱え、家族の命と心を守りながら会社の仕事にも全力投球し、
同期トップで取締役になった体験談。
家族とは何か、仕事とは何か、生きるということは何かを問う一方、究極の状況の
中で、仕事への情熱を持ち、効率的仕事を成し遂げ、ワークライフバランスを実現
した仕事術も説く。
講演者のプロフィールと感想を見る

1944年 秋田市生まれ
6歳で父を亡くし4人兄弟の次男として母の手ひとつで育つ。
1969年 東大経済学部卒 東レ入社
自閉症の長男に続き年子の次男、年子の長女が誕生。しばしば問題を起こす自閉症の長男の
世話、加えて肝臓病を患った妻がうつ病にも罹り20年の間に43回もの入院、3回の自殺未遂を
起こす。
まだ子供が小さいときは、朝5時半に起き3人の子供の朝食と弁当を作り、夕方は会社を6時に
出なくてはならない日々。
育児、家事、介護に追いかけられる状況の中でも仕事への情熱を捨てず、大阪、東京と6度の
転勤をしながら破綻会社の再建やさまざまな事業改革に全力で取り組む。
2001年 同期のトップで取締役就任
2003年 東レ経営研究所社長に就任。数々の企業や事業の再構築を成し遂げ、東レ3代の社長に仕えた
経験から独特の経営観を持ち、現在、経営者研修などの講師を務める。
その半生を包み隠さず綴った著書「ビッグツリー -私は仕事も家族も決してあきらめない」が反響を
呼びテレビ東京「ガイアの夜明け」・NHK教育テレビ「知る楽」ほかさまざまなメディアに数多く取り
上げられる。
その後限られた時間の中でいかに効率的に仕事をするかを説いた「部下を定時に帰す仕事術」と
戦略的なリーダーのあり方を語る「そうか君は課長になったのか」を出版。
現在、週刊東洋経済に「戦略的リーダーの仕事術」および毎日新聞に「経済観測」のコラムを連載
中。

【略 歴】
1994年(昭和19年) 秋田市生まれ
1969年(昭和44年) 東京大学経済学部卒 東レ株式会社 入社
1993年(平成5年) プラスチック事業企画管理部長
1996年(平成8年) 繊維事業企画管理部長
2001年(平成13年) 取締役・経営企画室長
2003年(平成15年) 株式会社東レ経営研究所社長
2010年(平成22年) 株式会社東レ経営研究所特別顧問

【主な社外役職】
内閣府統計委員会委員('06年3月~)   大阪大学法学部客員教授('08年4月~)

【著 書】
「ビッグツリー -私は仕事も家族も決してあきらめない」(WAVE出版)'06年6月出版
「新版 ビッグツリー」'09年7月出版
(自閉症の長男、うつ病の妻の心と命を守り抜き、東レ同期トップで取締役となった家族再生の
 手記)

「部下を定時に帰す仕事術」(WAVE出版)'09年2月出版
(最短距離で成果を出すリーダーの知恵を説く)

「そうか、君は課長になったのか」(WAVE出版)'10年3月出版
(職場のリーダーに贈る37通の手紙)

「『活き活きライフ ~ワークライフマネジメント~』」講演のご感想

  • とても感動しました!私生活においても大変共感できるものでした。
  • 現代日本に生きる私たちにとって、普遍的な課題、問題であるワークライフバランスについて、 実体験に基づいた有意義なお話を拝聴できた。
  • 仕事と家庭の両立という事を、ここまで強烈にやっている方がいると初めて知った。感動的でした。
  • 30歳になり、自分の仕事のやり方に違和感を覚えていたのだが、それが聞けた。 これから管理職になっていく年齢になってきたので、今日の話を活かしていきたい。 管理職にも聞いてほしい話だと思った。
  • 多くを望まず真摯に受け止め、粛々と自分を全うする心が必要であるということを教えられた。
    元気をもらった。
  • 時間が短かったために具体的な事例が少なく実際にどのようにマネジメントしていくのか分かりにくかった。
【パネルディスカッション】 14:10~16:30
『自治体クラウドへの期待と実現に向けた課題』

ファシリテーター青木栄二 [財団法人 ハイパーネットワーク社会研究所 事務局長]
パネリスト
高地圭輔 [総務省 地域力創造グループ 地域情報政策室 室長]
山戸康弘 [大分県 情報政策課 課長]
金丸裕一 [宮崎県 情報政策課 課長]
長嶋篤太郎 [大分県日田市 情報課 課長]
山本武之 [宮崎県延岡市 情報管理課 課長]
伊藤元規 [株式会社 デュオシステムズ 常務取締役 第二コンサルティング本部 本部長]
電子自治体の推進が日本全体にとってどのような影響をおよぼすのか。
自治体クラウドに参加することでITの利便性がどのように享受できるのか。

総務省における施策の現状、大分県・宮崎県で開発実証事業を牽引する各パネリストから現状と
課題、IT利活用による地方自治体のメリット、地域住民にとってのメリットなどについて意見を交え
ながら考えたい。
感想を見る

「『自治体クラウドへの期待と実現に向けた課題』」のご感想

  • 自治体クラウド事業に取り組んでいる、国、県、市それぞれの立場の考え方、期待、課題が具体的に聞く事ができた。
  • 経営の視点や業務改革を踏まえた自治体クラウド導入の可能性に関する情報を得られ、大変有意義であった。
  • クラウドの進捗について、総論、各論と幅広く知ることができて良かった。 また、業務の効率化の先端に立つ皆さんの話を聞くことができ、今後の業務に意欲がわきました。
  • 各パネラーの発表内容は正直な話が多く、大変参考になった。 ただし、発表に時間をかけすぎ、ディスカッションの時間がなかったのは残念。
  • 事例紹介中心でパネルディスカッションの意見の多様性がなかった。
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