市町村業務インフラとして

情報システムの構成

市町村の情報システムには、職員が使うバックオフィスシステムと住民が使うフロントオフィスシステムがあります。更にバックオフィスシステムには、住民の情報を管理する住民情報システムと市町村の情報を管理する内部情報システムがあります。当社はこのうち、バックオフィスシステムに強みを持っています。

情報システムの構成

情報システムの成り立ち

バックオフィスシステムとしては、昭和50年代から「業務改善=電算化」との意識が浸透し、各業務担当課は個別に情報システムを構築していきました。当社をはじめとしたIT企業から汎用機(メインフレーム)のレンタルを受け、職員自らプログラミングを行って運用していました。
その後は定数削減や人事異動サイクルの短縮によって、職員による運用が困難になったため、当社をはじめとしたIT企業から常駐要員を雇って運用する形態が定着しました。
しかし、業務改善はPDCAサイクルとして終わらないものであるがゆえに、情報システムにかける経費も増え続けていきました。
また、情報システムを各業務担当課が構築したため個別最適化は進みましたが、全体最適化が図られていないため、全庁的に見ると非効率な部分が出てきました。そこで、小規模な市町村から汎用機での運用を止め、当社をはじめとしたIT企業が開発したパッケージソフトウェアを導入し、業務をそれに合わせるようになりました。

当社では、汎用機向けのシステムとして「ATOMS(アトムズ)」、クライアント・サーバー型のシステムとして「Picassosistema(ピカソシステマ)」、Webアプリケーション型のシステムとして「Acrocity(アクロシティ)」というパッケージソフトウェアを開発しています。これらの製品は、当社が市町村事務の効率化を支援してきたノウハウを継承したラインナップとなっています。
大量一括処理を中心としたシステムから即時処理を実現し、高速・大容量の情報ネットワークの活用、現在では広域行政に対応し複数市町村での共同利用も可能なシステムとなっています。主力商品である「Acrocity(アクロシティ)」は、クラウド運用による共同利用やBCP対策に最適化されています。

業務の効率化について

住民情報ソリューションパッケージ

「Acrocity(アクロシティ)」とは、古代ギリシャの都市国家であるアクロポリス(その中でも最先端であったアテナイのアクロポリス)と”city”(=市または町村)を合わせた造語です。
技術の進化が目まぐるしいIT業界において、常にその最先端の技術を取り入れることで地域社会に貢献できるよう、住民情報を守るとともに事務改善を支援していくシステムでありたいという意味を込めています。
※「Acrocity」は当社の 登録商標です。

Acro city